本文へスキップ
長野県諏訪郡下諏訪町
 
 
富士を見遥かす湖畔の街  

  信濃の中央高地を往く中山道の旅は、いくつもの峠を越える高原の街まちを訪ねる旅となります。なかでも下ノ諏訪宿は、標高1600メートルを超える和田峠と標高1000メートルの塩尻峠に挟まれた湖畔の街です。
  中山道を上る旅人は和田峠を越えると、北から諏訪湖を見おろしながら下ノ諏訪の街に到達しました。好天の日には旅人は、街はずれに差しかかると、雄大な八ヶ岳連峰と並んで諏訪湖の上に浮かぶ富士の秀峰を見遥かすことができました【最下段の写真】。

▲中山道下ノ諏訪宿の街並み景観 伏見屋界隈

■宿場街の歴史的景観をさぐる■

  旧中山道の歴史的景観には、街並みもさることながら、街道沿いに眺めることができた周囲の風景も含まれています。往時の旅人はどんな風景を見ながら街道を行きかったのでしょうか。
  和田峠を越えて下ノ諏訪の街はずれにさしかかった旅人が目にしたであろう風景を探してみましょう。


▲慈雲寺の堂宇と樹林の向こうに諏訪湖が見える

  旧中山道のうちかなりの部分が現在の国道142号と重なっています。砥川の谷間に沿って南に下ってきた旧街道は、慈雲寺の手前の辻で国道から右に逸れます。
  その道の右側には、杉の巨木を中心にした深い樹林が迫っています。これは諏訪大社下社春宮の鎮守の森です。森は谷を覆い尽くしています。この谷底に春宮があるのです。


▲春宮の脇を下る旧中山道

  春宮や慈雲寺の近くまで来ると、谷あいの山道からようやく諏訪湖畔の開けた扇状地に来たという感懐を覚えます。
  春宮の鬱蒼とした鎮守の森の脇の長い坂を下り左に曲がると、湖畔の都市風景が目に入ってきます。

◆富士山を眺望する街道◆

  旧中山道は春宮の脇を通って東に曲がると、下ノ諏訪宿の入り口にさしかかりますが、そこは急な下りの坂道です。そのせいで、春宮脇の旧街道からは、諏訪湖とその周囲の雄大な山岳風景を展望することができます。
  快晴の日には諏訪湖の上に富士山の山頂部と稜線を眺めることもできます。その方向は湖の東端近く、上諏訪方面の山並みの谷間で、諏訪大社下社秋宮の右上方です。
  ここから眺めると、諏訪大社上社の2つの宮は、湖の対岸の富士山を挟んで秋宮と対称の位置にあります。


▲坂道からの諏訪湖の眺め


下諏訪の北側の山峡を下る国道142号

慈雲寺の裏手まで来ると、道の彼方に
街並みと湖面が見えてくる

往時の中山道は右手の小径を往く

春宮の上の谷間にある集落

右手は春宮の鎮守の樹林。昔の旅人は、深い木立の根元を落ち葉を踏んで歩いたのだろう

石垣の左手は谷で春宮の境内

春宮脇の坂。坂道を向こうに下ると春宮

反対向きに坂を上れば慈雲寺


▲諏訪大社下社秋宮の鎮守の森の右上に見える富士の秀峰

下諏訪街あるき情報

下諏訪街あるき絵地図

  • 下諏訪の観光スポットの案内
  • 下ノ諏訪宿の街歩きのガイド

竜の口・大門口の石段参道

  • 旧中山道沿いの石段は慈雲寺の参道
  • 参道沿いのお堂や祠を訪ねる

春宮かいわいの散策

若宮社と鎌倉街道

  • 最近再建された若宮社を訪ねる
  • 鎌倉街道を再現した遊歩道をたどる

太古の下諏訪の地形変動

  • 諏訪湖北岸〜北東岸の地形変動を想像する
  • 断層崖と河岸段丘が複合した地形の謎を探る
のんびり写真館

街歩き写真館

木曾路・奈良井の心に残る風景写真を特集

  • 街並み景観、風物
          フォトギャラリー
  • 木曾路・奈良井散策

  小布施まちあるき

  別所温泉まちあるき

  塩田平をめぐる旅

  木曾路をめぐる旅

  信濃の仏塔めぐり

  前のページに戻る | 次のページに進む |