◆歴史博物館のような通り◆
                    
                  ▲「諏訪湖時の科学館 儀象堂」の建物 
                   
                  ▲本願寺の諏訪教会 
                    この小路のうちでも「まるや」から本願寺諏訪教会までの区間は、小さなテーマパーク風の歴史博物館のような街並みになっています。多くが伝統的な町屋家屋となっています。 
                    そしてどの店舗も、下諏訪の歴史と文化を物語る資料を来訪者に展示することを本業または副業にしているのです。 
                    なかでも異彩を放っているのが、「諏訪湖時の科学館 儀象堂」。諏訪湖畔は、近代日本の時計など精密機械製造業の発祥の地ですから、そういう地場産業遺産をもとにしている資料館です。 
                    儀象とは「天文時の変化など宇宙の事象を測定する仕組み」を意味するとか。 
                   
                    儀象堂の斜向かいには「歴史民俗資料館」があります。明治前期の宿屋の町屋建物をそのまま修復して、展示館としています。 
                    地元のヴォランティアが館の運営や来訪者への解説をおこなっています。ここで、地元の名物や名所の説明を受けると、街歩きがグンと楽しくなります。 
                    
                  ▲観光客の団体に下諏訪の歴史を説明するヴォランティア係員 
                    この通りは、本願寺から南は普通の住宅街ですが、それでも、できるだけ下ノ諏訪宿のイメイジに合わせるよう工夫してあります。 
                    そして、この通りの南端は大社通り(国道142号)に連絡しています。そこは往時、高札場があったところだということで、高札場が復元されてあります。 
                    高札場が旧中山道の入り口です。旧街道歩きを楽しみたい人は、高札場と提灯が並んだ門を目印にしてください。 
                    
                  ▲レトロな町屋造りを復元した家屋 
                   
                    
                  大社通り(国道142号)から旧街道への入り口 
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