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長野県小諸市市町〜本町
 
 
昔日の面影を訪ねて  


▲低いシルエットの町屋の家並み 手前から「大塚本店」「塩川五右衛門」「寅さん」など

▲このブロックの反対方向(東側)からの景観 上の写真は屋並みを西から撮影

  本町通りをさらに東に進むと、通りの右側に背丈の低い昔風の町屋の屋並みが現れてきます。地味な街並みですが、江戸後期1740年代から18世紀末頃までに建てられた町屋の外形構造が保たれています。昔日の宿場街の面影をたどるなら、この場所が一番のおススメです。

■昔日の宿場町の面影を訪ねる■

◆小諸宿時代からの商家の街並み◆

  日本伝来の歴史的な街並み景観が本町通りには数多く保たれています。低いシルエットの町屋造り商家が軒を連ねる景観には、本当に心を癒されます。こういう風景のなかにいると、なぜこんなに心が落ち着くのでしょうか。
  この本町地区では、旧街道の歩道は石畳で舗装されていて、いかにも旧街道らしく「和の趣」です。それはまた門前町にも似つかわしい趣です。小諸宿は城下町ですが、城下町ゆえに多くの寺社が集まっている門前町でもあるのです。


▲白壁造りの塩川五右衛門の店舗

◆歴史が薫る町屋造り店舗◆

  往時の町屋風店舗家屋の特徴をつかむために、同じ屋並みを角度を変えて撮影しました。

  このブロックの家並みの西端にあるのが大塚本店で、1799年の建築だといいます。腰壁にショウウィンドウ風の大きなガラス窓。この建物は住居用だったものを、昭和3(1928)年にここに移築改装したとか。
  その東隣の白壁の町屋が塩川五右衛門の店舗です。1742年の大洪水でこの一帯の店舗家屋が流失したのちに、本町庄屋屋敷として再建された建物。問屋も兼務したとか。


▲町屋館から東を眺める

◆往時の街道の眺めを想像する◆

  ほんまち町屋館の辺りから西方を眺めると、旧街道の上に千曲川対岸の山並みが浮き上って見えます。
  その風景から、往時の北国街道の眺めが想像できます。今よりもずっと家並みが低く、街道の上に浮かぶ空はずっと大きかったでしょう。
  本町の中ほどから西を眺めると、街道が小諸城に向かって下っていき、城の櫓や樹林の上に浮かび上がる千曲川対岸の山並みが眺望できたでしょう。快晴の日には、北アルプスの連なる秀峰もくっきり見えたはず。
  街道の北には、家並みの間から高峰山などの雄大な山岳風景を眺めることができたことでしょう。まさに小諸は風光明美な高原の宿場街だったのです。


古くからの商家の街並み
大塚本店は18世紀末の建築で、
塩川五右衛門は18世紀半ばの建築

古い町屋の前の石畳の街道を自転車が走る

家屋ごとに造りは違っているが、一・二階とも屋根の高さがほぼ揃えられている。
二階は天井が低い厨子造りとなっている。

町屋館から西を眺める
 
街道の上に浮かぶ千曲川対岸の山並み

銀行脇の小路の上にも山並みが浮かぶ

左から三方ケ峰、高峰山、車坂峠

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