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長野県木曽郡南木曽町吾妻
 
◆ブログ風記事案内
   木曾路奈良井宿
 
 
妻籠の街並みを楽しむ  

   下町から恋野を歩いてみましょう。
   木曾路の楽しみは山岳風景や田園風景のなかに人里や家並みを見つけること。下町では、山峡のなかの集落や家並みを実感できます。

妻籠宿全体の絵地図を見る

街はずれ

Article in English Let's walk from Shimo-machi to Koino.
I feel joy in walking alomg Kisoji when I find some towns or villages in the landscape of rural fields or mountains. So in the Shimo-machi would we.
I hard that original meaning of Tsumago is the deep interior of the complicated ravine. But on the other hand, Tsuma means a wife or one's love.
It is interesting that around here some places is named Azuma i.e. 'my wife / my love' and Koino i.e. 'a field of love'.

   ところで、「妻籠」の本来の意味は、「入り組んだ谷の奥」ということらしい。「妻」はもともと「詰まり」ということだとか。しかし私は、この辺の地名が「吾妻」とか「恋野」というように、妻を恋い慕うような意味合いの言葉になっているのが、面白いと思う。

木曾路全図(シンプル版絵地図)を見る

■下町から恋野かいわい■

Article in English From Shimo-machi to Koino

Walking away from crowded quarter in Shimo-mach toward north, we find the road diverges into two. Turn left, the road does down and we reach the national road 256.
The other is Kiso-Kaido which goes up to rural area. On the eastside of it standing a small mill-house around which some people are getting together.
There are several inns and the tea-houses scattered along the road. Over there is standing the official bulletin bord.
Walking for a few minutes, we arrive at a hillfoot, on which is lying Koi-iwa, i.e. a carp-rock. It is a huge rock which had shaped a carp before a big earthquake in Meiji period and thereafter transformed.

On the hillside woods, consist of wide-leave trees, cedars and bamboos, spread over.
They surround the road alog which the old townhouses stand side by side. The road is Nakasendo which turns around hills covered by grass-field, going out behind them. A beautiful view.
Going ahead on the way, we would find the ruine of Tsumago castle.

  下町かいわいも、宿泊施設や土産品店、食事処が多いせいか、人通りが絶えません。
  さて、さらに北に進むと、道が二股に分かれます。左手(西)は下りながら国道にいたる道で、右手は上る道です。

  左に下る道の方に下町の街並みが続いています。右手の道は起伏に富んでいて、街並みは途切れています。田園牧歌風の趣が感じられます。

【上】起伏に富んだ街道
【下】こんな棚田風景もある

  右手の道が木曾街道です。街道の東側に水車小屋があります。このあたりでは街並み集落が途切れて、田園風景が広がっています。水車小屋は周囲の田園風景に溶け込んでいます。
  この先にも、まだ見どころがありそうです。茶房や旅館も点在しています。
  道を挟んだ向かいには、高札場があります。高札場とは、幕府や藩が法規や禁令を一般住民や通行人に掲示した設備です。

  のどかな田園風景を楽しみながら行きましょう。近所の人びとから話を聞くのもいいでしょう。隠れた名所を教えてくれるかもしれません。

  沢が流れているので、道は起伏に沿って上り下りするようになります。
  地蔵沢橋を渡ると、口留番所の跡があって、さらにその先に木曾路の名物「鯉岩」があります。
  鯉岩は小高い丘の上にあります。岩の上には祠が置かれています。鯉の形をしていた大岩だったのが、明治期の大地震で割れて崩れ落ちて変形してしまったとか。
  「恋野」という地名は、案外、この鯉岩とつながりがあるのかも・・・。

【上】鯉岩に登る小径
【下】丘の下の家並み

  丘腹には竹林や広葉樹や杉木立があって、その丘の下を行く街道は起伏に富んだ山道風で曲がりくねり、道脇には町家風の建物が並んでいます。街道はカーブして丘腹の向こうに消えていきます。こういう風景もまた美しいものです。
  やがて、「これより妻籠宿」という案内板が見えてきます。
  この先には「妻籠城跡」もあるのですが、今回の旅はここまでとします。

         

下町風景その1

下町風景その2

下町風景その3

【写真上3つ】 人出が絶えない下町の風景
         

茶房画廊

左に下る道沿いの家並み

高札場

街はずれにある茶房画廊

水車小屋

人びとを見下ろすような高札場

水車小屋。樋で運ばれた水で回っている。

鯉岩。岩の上に祠がある

竹林の下の家並み

心が浮き立つような散策路
 
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  • 江戸時代の鯉岩の姿を復元してみました。

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