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長野県上高井郡小布施町
 
 
街づくりのイメージ  

  ▲「栗の小径」南の入り口にあるオープンテラス▲
   メタセコイアの大樹の下にある。陽射しの強い日には、木陰とともにやさしい木陰をつくる。

■客の取り合いをしないで、共有する■

  試しに、パラソルの下にテーブルが並んでいるオープンカフェなんかに立ち寄ってみればいい。
  店のサービス係はしばらくやって来ない。
  そのテーブルで、ほかの店で買ってきたお菓子やパン、飲み物や弁当を食べても構わない。

  しばらくして、間違いなく自分の店のサービスを求めていると見極めてから、やってくる。
  別に注文しないで、周囲の景観を眺めていても構わないようだ。
  「観光客は街全体のお客だ」という姿勢で、店は顧客を共有している。

  自分の店が用意しても、テラスやオープンカフェは街の共有空間なのだ。分を知り、分を守り、それが街全体に活気を与える。

  自分の店のお客を囲い込んで、売り上げを伸ばそうという姿勢はない。ますゆっくり街の景観を見て、雰囲気を味わってほしい、ということなのだろう。
  訪れた人びとに「街が何を売り物にしているか」を知っているからだ。

■街を歩いてもらうことが何よりのサービス■

  街歩きして、景観を楽しんでくれることが、一番のサービスなのだ。街を歩いてもらうことが、ねらいなのだ。
  車で目当ての場所や店にピンポイントで行って帰る、というような安っぽい観光をめざしていない。

  ユースホステル以外には、町にはさしたる宿泊施設やホテル、旅館もない。宿泊サービスは近隣のホテルや温泉街や旅館などに任せている。
  だから、近隣の宿泊業者と競合することはない。
  その分の設備投資はいらない。限られた資金は、もっと別の形で使うのだ。
  もっぱら街の景観や雰囲気づくりを売り物にしている。街歩きとこれにともなうサービスに専念している。
  それで、客は引きも切らずにやってくる。

パラソルのテラス

このパラソル(傘風)テラスは奥の店が設営し
ているが、別の店で買ったものを食べてもOK。
共有空間なのだ。

煙突がある酒造会社の隣の門をくぐる
と、これまた大日傘のオープンテラス

茅葺民家風の店の奥にもオープンテラス!
秋には栗の実が落ちるので、防護網が張ってある。

「完全にオープン」という形にしたテラス! 
左手は国道。街歩きの途中で休憩したり、
飲食したりできる共有空間だ。

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