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長野県上田市別所温泉〜
塩田平

  常楽寺の境内に上る石段の途中に、別所神社に導く杉木立の細道があります。小径は、 東に張り出した尾根の先に向かっています。尾根の先端の高台に別所神社があります。

神社の参道の杉並木

▲杉木立ちが並ぶ別所神社の参道

■別所神社■

  常楽寺に登る石段の途中に、細い道が交差する四辻があります。右手に向くと、細道をまたぐ鳥居と左右対の狛犬が見えます。
  神社の参道らしい。杉並木の下を北東に歩くと、東向きの尾根の端に別所神社があります。
  神社に向かう参道は高台の道で、木立が途切れた場所からは別所と塩田平が一望できます。

  この神社は、熊野本宮大社を勧請してできたことから、古くから熊野神社と呼ばれてきました。ところが、明治期に別所神社となったということです。

  参道を登り切ったところの石段を登ると、右手に神楽殿、正面に拝殿があります。拝殿の奥に本殿が置かれています。
  残念ながら、本殿は拝殿殿の背後にあるので、普段は正面から見ることはできません。特別な日に拝殿の奥扉を開放したときにだけ、本殿を正面から眺められるそうです。

  拝殿と本殿の周囲の草むらには、古くからの石の祠が集められています。参道や境内の整備とか、近隣の道路整備や区画整備のさいにここに移設勧請されたのではないでしょうか。

  拝殿殿の手前の斜面を左手に少し登ると、古びた社が2つあります。1つは皇大神宮で、もう1つは由緒不明の境内社。
  周囲にはクヌギやコナラ、松が繁っていて、秋にはたくさんのドングリや松かさが落ちているに違いありません。私は子どもの頃、こんな場所がたいそう好きでした。

  神楽殿や拝殿がある尾根の突端からは、別所の街と塩田平を見下ろすことができます。
  木々の葉がない冬から春にかけての時季には、すばらしいパノラマが開けています。

高台からの展望
杉並木の参道からは別所の
町並みが一望できる
拝殿と神楽殿
拝殿(左)と神楽殿(右)
石祠群
拝殿と本殿の周囲には
石造りの祠が集められている
本殿

本殿を見上げる

拝殿の奥にある本殿

 2つ並んだ境内社。かなり古びているが、ずっと大切に祀られてきたことがわかる。

   
   

  参道から拝殿に登る石段の手前に、南に向かって踊り場のように開けた場所があります。
  冬から春先にかけて、木々の枝葉が繁る前には、別所と塩田平を展望するパノラマが開けています。この光景は、女神岳の山麓に位置する別所温泉の街集落です。

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