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長野県上田市国分

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門前・界隈街歩き  

  信濃国分寺は、閑静な住宅街にある。門前の商店街はないが、その分、聖域としての静穏さが印象的だ。 もっとも、先頃の御開帳のときには、参詣者が参集してすごくにぎわっていたという。
  だが私は、この静謐・閑寂さこそが信濃国分寺にはふさわしいと思っている。
  門前や界隈を街歩きしてみよう。

仁王門

▲国道18号線沿いにある仁王門▲
  南から国道を車で走って来た人が仁王門を見て、信濃国分寺を訪れたくなったら…。そこから北へ100メートルほど先に(左折)「信濃国分寺資料館」の駐車場があります。そこに駐車してから、参道をゆっくり歩いてみましょう。

■いにしえの寺域を訪ねる■

  今の国分寺が位置している河岸段丘の1段下の段丘には、信濃国分寺資料館と史跡公園があります。
  資料館には、石器時代からのこの地域の人びとの暮らしや文化に関する資料が展示されています。

  資料館の周囲は史跡公園になっています。
  草芝の広場はケヤキの樹林におおわれて、夏には清涼な日陰を用意してくれます。芝生や石畳の舗道をそぞろ歩くのも楽しいものです。

  史跡公園の下にもさらに河岸段丘があって、住宅街や農地が広がり、しなの鉄道が南北に走っています。
  公園の東側には国道18号線が、これまた南北に走っています。

  その国道脇には国分寺の仁王門があって、石畳の参道が現在の国分寺まで導いてくれます。

信濃国分寺資料館

上田市信濃国分寺資料館

史跡公園

信濃国分寺史跡公園

■門前界隈を歩く■

  仁王門をくぐって参道を歩いてみましょう。石畳は、7、8メートルはありそうな河岸段丘の高低差を緩やかに登る坂道になっています。
  参道には門前商店街はありません。少し寂しいような気もしますが、私は清楚で端正なここのたたずまいが大好きです。

  参道の先には、国分寺の本堂の屋根が見えます。
  境内に向かって左側には寺務所があります。寺務所の建物も、一見の価値があります。
  この建物も由緒ありそうで、扁額には「国分教寺」と書かれています。その昔は、寺院付属の学校だったのでしょうか【写真下】。



◆門前を東西に横切る小路◆

  門前を横切っている込小径を歩いてみましょう。
  西に少し歩くと、南側が開けた場所に出ます。そこから下の河岸段丘や史跡公園、千曲川河川敷などを展望できます。
  千曲川の対岸には山並みが迫っています。真西には盆地が開けていて、丸子や塩田、別所にまで続いています。

  小径の北側は住宅地で民家が並んでいます。築地塀が続き、蔵も並んでいて、落ち着いた門前町の風情です。楽しい街歩きができます。

  さて、小路を東に歩いていくと、農地が目立つようになります。
  境内の北側にも田園が広がり、水田や畑が続いています。


境内西隣を北に抜ける小径▲
この先にも田園地帯がある。

参道から仁王門を見る

参道から仁王門を見下ろす
門の向こうには史跡公園のケヤキ樹林

境内の奥の本堂

参道の先に見える本堂の屋根

寺務所

境内左手前にある寺務所

国分教寺

近くの民家の築地塀。門前によく似合う。
         

門前を横切る小径。この先には田園風景がある。

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