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岐阜県中津川市馬籠
 
◆ブログ風記事案内
   木曾路奈良井宿
 
馬籠宿の街歩き

【写真下】 店先の植木鉢。晩秋の風情が漂う。
  店舗の個性は、建物の形状・建築様式に加えて商品の展示方法、店先の植木鉢や植栽、飾り備品などの総体からつくられるもの。
  とりわけ、「和風の美」にとっては、季節を感じさせる植物は、小さな空間を占めるだけだとしても、かなり大きな役割を果たしているようだ。
    ⇒馬籠宿全体の絵地図を見る 清水屋の店先

  街歩きの楽しみの1つは、あれこれの店の個性を見て回ること。
  木曾路では、街並み景観全体のコンセプトに調和する店舗の見せ方(店構えや展示)を観察するのも、大変面白いものです。
  そこで、ここでは、店舗の個性豊かな表情を追いかけてみましょう。
木曾路全図(シンプル版絵地図)を見る

■個性豊かな店舗の街並み■

  車屋坂の上から、ゆっくり街並みの様子を見て歩きましょう。

  ここでは、個々の店舗の表情・個性に注目することにします。馬籠宿の街並み景観には、ひとまとまりのコンセプトがあるようです。
  各店舗の店構えや商品展示など、つまり店の見せ方は、景観のコンセプトに調和しているようです。
  それは、各店舗の個性的な表情から街並み景観全体のイメージができあがっているということでもあります。

  ことに馬籠では、街並み家屋の造り・建築様式がきわめて多様です。奈良井宿が、全体として、板葺き屋根の出梁町家造りからなっているのとは、非常に対照的です。

  それはまた、昭和期の歴史における馬籠の独特の個性を表しているともいえます。「観光開発=商業化」がかなり進んだ局面にあるということなのでしょう。
  ほとんど家屋が瓦屋根になっているのも、生活の「現代化」を進め、屋根の耐久性の向上・経済化を進めた結果ともいえるでしょう。

店番猫

  同じ木曽路のなかでも、宿場街ごとに観光経済への対応の仕方の選択に個性というか、幅があるということです。
  その意味では、馬籠宿には、家の造りも含めて各店舗ごとの多様な個性・見せ方を観察する面白さがあります。

◆店舗の個性が街をつくる◆

  さて、店舗ごとの造りや見せ方を観察しましょう。
  出梁の町家造りをそのまま利用した店舗もあります。基本は町家造りなのですが、出梁づくりではない建物も多いようです。
  家屋の両袖に「うだつ」をしつらえた店舗もあります。うだつを設置するためには、2階部分は1階よりも奥に引っ込める必要があります。そこで、出梁つくりとは異なる建築になるわけです。
  また、土蔵造りの建築様式の店舗もあります。蔵という建物は、懐かしい日本の姿をイメージさせる効果があります。

馬籠郵便局

【写真上】 懐かしい形のポスト。馬籠郵便局は郵便制度の歴史をめぐるギャラリーにもなっている。
  街道と宿駅=駅伝という制度は、古い形の郵便の制度でもあったから、いかにも似つかわしい。

旅籠

出梁の町家造り建築の喫茶食事処

土蔵

土蔵造り建築の喫茶食事処

店先の鉢物

特産土産品店の店先の草花の鉢もの

店頭に特産品が並ぶ民芸品店。猫も並ぶ?

清水屋資料館

清水屋資料館。運営する林家の先祖は
藤村の小説のモデルだったという。

旅籠の店先の荷車

旅籠のシンボルは荷車

店先の植え込み

店の前の植栽が美しい喫茶食事処
木曾路を学び体験するために

馬籠宿の絵地図

  • 馬籠宿全体の姿を描いた絵地図です。
  • 街歩きのガイドになります。

妻籠宿の絵地図

  • 妻籠宿全体の姿を描いた絵地図です。
  • 街歩きのガイドになります。

木曾路の絵地図(シンプル版)

  • 木曾路11宿の地理を説明する絵地図です。
  • 木曾路めぐりの旅のガイドになります。

中山道の絵地図

  • 江戸時代に幕府が定めた主な街道と中山道の絵地図です。
  • 京と江戸を結ぶ中山道(木曾街道)の絵地図です。
  • 東海道や日光街道、甲州街道、北国街道との連絡を図解。

中山道宿駅一覧絵図

  • 中山道のすべての宿駅を一覧する略絵図です。

木曽路の観光案内絵地図

  • 木曾路のすべての宿駅を一覧する略絵図です。
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近隣の主要河川の絵地図

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