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長野県上水内郡小川村
  小川村は「日本で最も美しい村」連合に加盟している自治体で、「平成の大合併」でも、この地域でただひとつ長野市に合併することなく、独立自在の道を選んだ村です。
  小川村の谷間には、美しく穏やかな田園風景が広がっています。その背景には、戸隠山や北アルプスが連なっています。

  写真は、小川村上野地区の田園風景。
戸隠街道を往く  

   ▲10月下旬に冠雪した白馬連峰――アルプス展望デッキから▲

   小川村高府から戸隠に向かう戸隠街道(県道36号)沿いには、雄大な後立山連峰の姿を眺めることができる場所がいたるところにあります。戸隠街道は、大洞高原までは小川村の北東の端にそびえる飯縄山の尾根筋を往く道で、その先の鬼無里から戸隠までは谷筋を往く道です。

   ▲中央は鹿島槍ケ岳(4月初旬)――アルプス展望広場から▲

■戸隠に向かう道■

  大町街道をクルマで東に進み美麻を過ぎると、土尻川沿いの谷間を往く道になります。そして、小川神社を右手に見てまもなく、瀬戸川と土尻川の合流地にいたります。合流地の東側が高府です。
  高府の街は土尻川が刻んだ幅広の谷間にある集落で、この集落の西端まで――小川村北東端にそびえる――飯縄山が尾根を伸ばしています。飯縄山の山頂下に大洞高原があります。戸隠街道は、戸隠山をめざして大洞高原にのぼっていく道です。
  大洞高原は、現在は長野市に編合されている旧鬼無里村との境界にあります。ここまで尾根の背を通ってきた戸隠街道は、鬼無里から戸隠まで今度は谷を往く道になります。


▲道脇の斜面にはリンゴ畑

▲急傾斜の曲がりくねった道

◆谷間の田園風景◆

  高府から尾根をのぼると、大洞高原までは谷間の集落と田園風景を見渡すことになります。棚田や果樹園、菜園が連なり、ところどころに山桜が植えられています。
  大洞高原までは、切通しをいくつも抜けながら、曲がりくねった急傾斜の道をクルマは身をよじるようにのぼっていきます。道路脇には庚申塚や道祖神も見られます。


アルプス展望広場から五竜岳を望む

▲杉林を抜けると高山寺が見えてくる

▲高山寺の東門の脇を通る

◆大洞高原までのぼる◆

  戸隠街道沿いの見どころがいくつもありますが、主なものとしては、まずはアルプス展望広場、次に高山寺、そして日本記地区にある西照寺観音堂です。
  これらをゆっくり眺めながら大洞高原までのぼりましょう。

  大洞高原は、飯縄山(標高1203メートル)の西山腹に広がる保養地です。標高900〜1000メートル。ここには、宿泊施設、児童遊園、キャンプ場、野外ステージ、遊歩道などが設けられています。
  「星と緑のロマントピア」と呼ばれています。山林に囲まれているので、夜は美しい星空を楽しめます。天文台(プラネタリウム)もあって、季節ごとに星空イベントを催しています。


▲ロマン館の駐車場から望む白馬連峰

▲大洞池(灌漑用溜め池)


高府の谷間から尾根の背にのぼる

県道36号は戸隠山(中央奥)をめざして走る

春には残雪のアルプスを横目に北上する

街道脇の庚申塚や道祖神
10月、アルプス初冠雪の頃

切通しや杉林に脇に見て尾根筋を往く
日本記地区の西照寺観音堂
大洞高原の背後には飯縄山

池や遊歩道、各種レジャー施設がある

休憩宿泊施設「星と緑のロマン館」

高台には小川天文台があるので

大洞池に湛えられた水

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