この記事の目次
神社と神社のあいだの街
街のつくり
街並み景観の保存活動
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奈良井まちあるき 《奈良井の町並み》の見どころ


神社と神社のあいだの街

街並みの東端

上の写真は、奈良井宿の街並みの東端近辺の様子です。

右手の少し先には「桝形」と呼ばれる石垣で囲われた土塁があります。そこが、昔の街の入り口でした。
木曾路は右手の山裾を通っていて、宿場街には下りて入ってくるようになっていました。
山裾の街道脇の高台には「八幡神社」があります。往時は、この神社が奈良井宿の東の端をなしていたといいます。

そこから街筋はおよそ十丁、1キロメートルあまり続きます。木曾路ではきわだって大きな宿場街でした。
宿場の西の端は「鎮神社」です。神社で始まり神社で終わる街筋です。

《奈良井の町並み》《奈良井の町並み 2〜4》の記事は、奈良井の街全体の形をさぐるものです。
おおまかな街筋の形を説明します。
⇒《奈良井の街並み》を見る




街筋のつくり

街並みの様子

上の写真は、中町から上町を眺めた風景です。

奈良井宿は、「上町」「中町」「下町」という3つの街区に分かれています。京都に近い方が「上手」となります。
上手から奈良井に入ると、鳥居峠を越えてくるので、おりよく標高の高い方が「上」、低い方が「下」となります。

主な寺院や神社は山側にあります。そして、山肌からは、清冽な水がわき出てきて、奈良井川に流れ込みます。奈良井は、水の豊富な街です。

ところで、街道はゆるやかに曲がっていて、ずっと先までは見渡せません。そこで、歩いていって、その先の光景を見たくなります。歩く楽しみ、期待を呼ぶかっこうになっています。
《奈良井の町並み 2》を見る
《奈良井の町並み 3》を見る




街並み景観の保存活動

中町の街並み

上の写真は、たくさんお人びとが街を歩いている様子です。

街全体の歴史的景観がそっくり保存されているって、すごいと思いませんか!?

奈良井では、街並み景観の保存活動がはじまってから、半世紀近くになるそうです。
街の観光で生計を立てる住民は2割ほどだとか。でも、住民全体で街並みを保ち形成し続けているのですねえ。

おかげで、こんなに美しくて心が穏やかになる街並みが、今でもあるのです。
《奈良井の町並み 4》を見る